WEBマーケティング担当者が読むべきWEBメディア16選【国内/海外】
2022/11/04 コラム新しく社内でデジタルマーケティングの担当になった方や、WEBマーケティング関連の仕事に転職した方向けに、WEBマーケティング担当者が読むべきWEBメディアをまとめました!
マーケティングメディアと一言で言っても切り口や得意なジャンルは様々なので、知らないメディアがある場合は、ぜひ広くチェックするようにしてくださいね。
目次
マーケター向けWEBメディア(マーケティング全般)
MarkeZine(マーケジン)
株式会社翔泳社が運営するマーケター専門メディアです。当社代表の今中も一部記事を寄稿しています。
有名マーケターのインタビュー記事や、最新マーケティング手法を提供するベンダー企業とのタイアップ記事など、様々なコンテンツが掲載されています。
多くの記事が無料で読めますが、有料会員限定の記事や、紙面も存在しています。
また、MarkeZineDayというカンファレンスイベントなども開催しており、ぜひ目を通しておきたい媒体となっています。
AdverTimes.(アドバタイムズ、通称アドタイ)
アドバタイムズは株式会社宣伝会議が運営する広告界の情報プラットフォームです。
内容も去ることながら、アドバタイズ(広告)と、タイムズ(英語圏の新聞名によく使われる言葉)を合わせた造語がキャッチーでとても良いですね。
さすがはコピーライター養成講座を主催している会社です。
運営元の株式会社宣伝会議は「宣伝会議」「販促会議」「広報会議」など、マーケティング・広報の専門誌を発行している会社のため、独自の取材網を活かした取材や特集記事が特徴です。
また、イベントやセミナーも主催や共催で多く開催しています。
ナイルのSEO相談室
ナイルのSEO相談室は、ナイル株式会社が運営するBtoBオウンドメディアです。
企業のWebマーケティング担当者に向けて、SEOを中心とするWebマーケティングのお役立ち情報を発信しています。
当メディアでは、ナイル社のコンサルタントや編集者、Webマーケターがコンテンツ制作に携わっており、Webマーケティングの現場で活用できるノウハウを惜しみなく公開しています。
また、取り上げる内容も「SEO記事の書き方」といったコンテンツSEO領域だけに留まりません。テクニカルSEOやアクセス解析など、SEOマーケティング全般にわたる領域をカバーしています。
お役立ち記事に加えて、YouTubeでの情報発信や独自調査にも注力しています。最新のWebマーケティング情報をキャッチアップできるメディアといえるでしょう。
PREDGE
PREDGEは「PR」と「宣伝」の2つをテーマにした、株式会社PR TIMESが運営するウェブメディアです。
元々は世界中のクリエイティブ事例を集めていた「AdGang」と、その姉妹サイトとして人の感性に訴える映像作品を紹介してきた「BuzzGang」という2つのメディアがあったのですが、それらが統合されて2020 年11 月に新しく生まれたのがPREDGEです。
「PR事例」「マーケティング事例」「ブランディング事例」などのカテゴリ別に記事が分かれているので興味のある記事が探しやすい構造になっていますね。
また、元々「AdGang」がクリエイティブに特化したメディアだったこともあり、アイデアが活きたクリエイティブやマーケティング事例が多い点も特徴となっています。
ビジネス目線だけではなく、より消費者目線で最新トレンドが知れるメディアになっているので、比較的新しい媒体ですが、ぜひチェックしておきましょう。
WEB・デジタル領域に強いマーケティング媒体
DIGIDAY[日本版]
「DIGIDAY」は”パブリッシャー、ブランド、エージェンシー、プラットフォームという4つの視点で、マーケティングのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する体験型情報メディア”です。
オリジナルのUS版は今もニューヨークにあるDIGIDAY MEDIAによって運営されていますが、日本版はインフォバーングループのメディアジーンが運営しています。
デジタル関連の情報が中心な一方で、アドテク一辺倒にならず、広告主や代理店で働く人が広く理解しやすいコンテンツが多いと感じます。
マーケジンやアドバタイムズと同様に、独自のイベントも開催しています。
日経クロストレンド
日経クロストレンドはその名前から推察できる通り、日本経済新聞社のグループ会社である日経BPが手掛けるメディアです。
「新市場を創る人のデジタル戦略メディア」をコンセプトに、「マーケ・消費」「技術・データ」「イノベーション」「中国・米国」の4分野の記事で情報発信をしているメディアになります。
中には無料で読める記事もありますが、有料記事が多いので、しっかり読みたい人は有料会員になって利用するのが良いでしょう。
記事クオリティは日経新聞グループなのでお墨付きで、月間200本以上アップされる記事から情報収集ができます。
ExchangeWire Japan(エクスチェンジワイヤー日本版)
ExchangeWire Japanはオンライン広告やアドテクノロジーに特化した、イギリス発の情報メディアです。
アドエクスチェンジ関連の情報に注力していると言い切るだけあり、とくにアドテク関連の市場データやDMP、Cookieなどに関する情報が豊富になっています。
業界予測やカオスマップなど、アドテク業界を俯瞰したコンテンツが多いのも特徴です。
WEB担フォーラム
その名の通り、WEB担当者向けの、企業WEBサイトとマーケティングの実践情報サイトです。
SEOやインターネット広告、SNSマーケティングなど、実務よりのコンテンツが多数掲載されています。
マンガで楽しんで学べるコンテンツなどもあるので、とくに新任WEB担当や、新卒で広告会社に入った人などにおすすめできます。
IT Media マーケティング
https://marketing.itmedia.co.jp/
IT Media マーケティングは、多数メディアを運営するアイティメディア株式会社の、マーケティングに特化した情報サイトです。
広告やデジタルマーケティングはもちろんですが、「B2B」や「営業支援」といったカテゴリもあり、BtoB企業のマーケティング担当者にも適したメディアとなっています。
マーケティング会社が運営するおすすめオウンドメディア
電通報
電通報は、言わずと知れた巨大広告代理店の電通が運営する、広告業界やコミュニケーション領域に関する最新動向やトピックスを紹介するニュースサイトです。
企業名を冠したオウンドメディアで、当然ライターには電通の現役社員やOBOGも多いのですが、広告・マーケティング関連の仕事をする人に役立つ本質的な情報が多いメディアになっています。
とくにコピーライターなどの現役クリエイターが発信する仕事のコツや考え方などのコンテンツは他では中々触れることができないものかと思いますので、広告業界への就職を考えている人や、マーケティングに関わる仕事をしている人は要チェックな媒体です。
WACULテクノロジー&マーケティングラボ
こちらは「AIアナリスト」というアクセス解析ツールを提供する株式会社WACULが運営するウェブサイトです。
同社が保有するデータや知見だけではなく、社外の専門家も一緒にデジタルマーケティングに関する研究・調査・提言を行っており、その内容をこちらのサイトで発信されています。
更新は1ヶ月に1本ペースと少ないですが、調査などのデータ分析に裏付けられたコンテンツは一読の価値ありでしょう。
海外(英語)のマーケター向けWEBメディア
ここから下は海外のサイトを紹介していきます。
英語が得意ではない人には言語のハードルがありますが、やはりアメリカなどの最新情報がいち早く発信される点においては海外メディアが優れていると言えます。
AdAge
AdAgeは1930年に創刊された、歴史のあるマーケティングメディアです。
扱っているトピックは広告、マーケティング、デジタル、データ、代理店、メディア、などに亘り、記事の数は膨大です。
有料の記事も多いですが、海外のマーケティング情報を収集するには良いメディアとなっています。
DIGIDAY(US版)
日本版でも紹介した「DIGIDAY」の本国US英語版です。
記事の内容はもちろんですが、どんなトピックの記事が多いのか、そしてサイトの目立つ場所にはどんなコンテンツがあるのか、といった部分でも、広告やデジタルマーケティングに関するアメリカの最新事情が読み取れます。
AdExchanger
「AdExchanger」はデジタル広告とマーケティング領域のメディア・イベント会社です。
デジタルマーケティング領域に関して、「データ」「クロスデバイス」「エージェンシー」など、深堀ったトピックの情報を発信しています。
イベントについては距離的な問題で中々参加が難しかったですが、オンラインカンファレンスなども増えてきているので、ぜひ合わせてチェックしてみると良いでしょう。
Insider Intelligence (eMarketer)
https://www.insiderintelligence.com/
Insider Intelligenceは他のメディアと少し毛色が異なっており、基本的にはデータリサーチ・分析のサービスとなっています。2020年に eMarketer と Business Insider Intelligence という2つのリサーチ会社が合併してできた会社です。
デジタルマーケティングに関する様々なデータやレポートを販売しており、その一環として、調査データを基にした記事コンテンツなどが無料で一般公開されています。
有料のレポートは基本的に企業向けなので1本数十万円~という価格帯ですが、記事だけなら無料で公開されているものが多いので、気になるデータなどがあれば見てみると良いでしょう。
Search Engine Land
「Search Engine Land」はその名の通り、SEOや検索、Google広告などに特化したインターネット広告専門のニュースメディアです。
Google広告のアップデート情報などはいち早く調査されて記事になっているので、とにかく最新情報を早く仕入れたい代理店の営業や広告運用担当におすすめです。
さいごに
おすすめメディアをまとめると結構数が多くなってしまいましたが、知らないメディアはありましたか?
国内メディアは最新トレンドを発信するものから、調査結果や汎用的なノウハウを勉強できるものまで様々あるので、全部に目を通すのが難しい場合は、気に入ったものだけでも良いので継続的に情報収集をするようにしていきましょう。
海外メディアは英語ができないと大変ですが、欧米のデジタルマーケティング業界は日本より2~3年進んでいると言われているので、欧米の最新トレンドをキャッチするためにも、これを機に英語の勉強を兼ねて読んでみても良いのではないでしょうか。
ハリキリのブログでも運用型広告やデジタルマーケティングに関する情報を発信していくので、ぜひチェックしてくださいね。