Meta(FaceBook)広告の「広告の目的」を選ぶポイントとは?

2025/01/22 WEB広告

Meta(Facebook)広告の運用を始めるときに重要なのが、どの「広告の目的」を選択するかです。

広告の目的は合わせて6種類あり、それぞれ目指すゴールは異なります。
誤った広告の目的を選択してしまうと、目指すゴールとはまったく違う場所にたどりつき、満足な費用対効果を得られない可能性があります。

そのためMeta(Facebook)で広告配信するときは、正しく「広告の目的」を設定することが大切です!

そこでこの記事ではMeta(Facebook)広告の概要に加え、6種類の「広告の目的」について紹介します。
記事後半では広告の目的の選択に迷った際の対処法から、効果的なMeta(Facebook)広告の活用法も紹介するので、参考にしてください。

Meta(Facebook)広告の「広告の目的」とは?

Meta(Facebook)広告の「広告の目的」とは、ユーザーにとってほしいアクションを指します。
抽象的な言い方ですが、カンタンです。

広告を配信する理由はたくさんありますが、たとえば…

  • 商品を購入してほしい
  • 自社サイトへ誘導したい
  • 商品の認知度を増やしたい

などが挙げられますよね。
Meta(Facebook)広告では、最初に「私たちはこういう目的で広告を配信したい」と設定することができます。

それが「広告の目的」で、記事冒頭でお伝えしたとおりMeta(Facebook)広告には「広告の目的」が6種類あるので、後述します。

広告の目的を設定する重要性

自社で広告を配信する目的と「広告の目的」が異なっていると、思ったような効果が得られません。

たとえば商品の購入をしてほしいのに間違えてサイトへ誘導することを目的とした場合、ただサイトのPVが増えるだけになってしまいます。
もちろんPV数が増えて見込み客が増え、コンバージョン率は上がるかもしれません。

しかし費用対効果を最大限高めることはできないでしょう。
そのため広告の目的を正しく設定することは非常に大切です。

Meta(Facebook)広告にある6つの「広告の目的」

それではここからMeta(Facebook)広告に6種類ある広告の目的をそれぞれ紹介します!

もともとMeta (Facebook)広告には11種類の「広告の目的」がありましたが、現在は6種類に集約されています。
最初にまとめておくと下記のとおりです。

広告の目的 期待できる効果
認知度 ・自社商品やサービスの認知度が増える
トラフィック ・アプリDL数やウェブサイトのPV数が増える
エンゲージメント ・いいねやコメント数が増える
リード ・見込み客が増える
アプリの宣伝 ・アプリのDL数や購入者数が増える
売上 ・商品を購入数が増える

次章から一つずつ紹介します。

認知度

認知度は、自社の製品・サービスを知ってもらうことが目的の広告タイプです。
新商品のPRをしたいときや、起業したばかりで自社の認知度を上げたい、ビジネスの名称を変更したときなどに活用しやすい広告の目的となります。

トラフィック

トラフィックは「アプリ」や「自社ウェブサイト」へ誘導したいときに活用します。
アクセス数を増やすことが目的の場合にオススメで、PV数やアプリのDL数を増やしたいときにも便利です。

エンゲージメント

エンゲージメントは、「いいね」「コメント」「シェア」などの反応を増やしたいときにオススメです。
投稿を多くのユーザーに見てもらいたい場合や、Meta(Facebook)ページ・イベントを宣伝したいときに活用しやすい広告の目的となります。

リード

リードは見込み客を獲得するときにオススメの広告タイプです。
広告にフォームを追加することができるため、

  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 氏名
  • 住所
  • 性別
  • 生年月日
  • 会社名
  • 役職名

上記の情報を取得することができます。

アプリの宣伝

アプリの宣伝は、アプリのDL数を増やしたいときや購入してもらいたい場合にオススメで、App Store・Google Playに誘導することが可能です。

売上

売上は商品・サービスを購入してほしいときや、購入意欲のあるユーザーに広告を配信することができる広告タイプです。
リターゲティング機能もあるので、一度サイトへ訪れたユーザーに商品を再度アピールすることができます。

広告の目的を設定するのに迷ったとき

もし「広告の目的」をどれにするか迷った時は、従来の広告の目的をチェックしてみましょう。

従来の広告の目的 期待できる効果 現在の広告の目的
ブランドの認知度アップ ブランド・商品の認知度が増える 認知度
リーチ 広告表示回数が増え、認知度が増える 認知度
トラフィック アプリDL数やウェブサイトのPV数が増える トラフィック
エンゲージメント いいねやコメント数が増える エンゲージメント
アプリのインストール アプリのインストール数が増える アプリの宣伝
動画再生数 動画を利用した広告で、認知度が増える 認知度
リード獲得 見込み客が増える リード
メッセージ 問い合わせ数が増える リード
コンバージョン 商品の購入や問い合わせなどのアクションが増える エンゲージメント
カタログ販売 商品カタログを利用し、売上が増える 売上
来店数の増加 実店舗への来店や商品の売上が増える 認知度

現在「従来の広告の目的」は提供されていませんが、上記の11種類の中で似たような広告の目的がまとまって6種類になっています。

そのため迷った方は、まず11種類の中から自社と似た目的を選び、対応している6種類から選択するのも良いでしょう。

「広告の目的」を変更したい場合はどうする?

残念ながら途中で目的を変更することはできないため、最初から作り直す必要があります。
とは言っても完全に一から作ると非常に面倒なので、キャンペーンの複製をして「広告の目的」を変更すると効率が良いでしょう。

手順は下記のとおりです。

①広告マネージを開く
②広告セットから複製を選択
③新規キャンペーンを選択

最後に、目的を変更して完了となります。

まとめ

今回はMeta(Facebook)広告の「広告の目的」について紹介しました。

広告の目的はMeta(Facebook)で広告配信するときに大事なポイントです。
誤った目的を選択してしまうと費用対効果の低い広告が配信される可能性もあるので、慎重に設定しましょう。

最後に6つの「広告の目的」をまとめておきます。

広告の目的 期待できる効果
認知度 自社商品やサービスの認知度が増える
トラフィック アプリDL数やウェブサイトのPV数が増える
エンゲージメント いいねやコメント数が増える
リード 見込み客が増える
アプリの宣伝 アプリのDL数や購入者数が増える
売上 商品を購入数が増える

Meta(Facebook)広告は、運用型広告の中でも変化が激しい媒体で、今後も「広告の目的」が変更されていく可能性は大いにあります。
そのため定期的に「広告の目的」と自社の目標が合致しているかを確認し、改善を繰り返し続けていくことが大切です。

Meta(Facebook)広告は運用する際に確認することが多く工数がかかりやすい一方、ターゲティング精度が高く購買意欲の強いユーザーにアプローチできるメリットがあります。

適切な広告の目的を選択し、確実に広告効果を高めていきましょう!
なお具体的にMeta(Facebook)広告にかける予算の目安や予算の設定方法についての記事もあるので、下記からあわせてご確認ください。

関連記事:Meta(Facebook)広告にかける予算の目安とは?広告の仕組みから予算設定方法まで解説