
GDNトピックターゲティングとは?効果的な活用方法や種類一覧をご紹介
2025/05/08 WEB広告「ターゲティングを設定しているけれど、効果が思うように出ない」とお悩みの方もいるでしょう。
Googleディスプレイネットワーク(GDN)のトピックターゲティングとは、特定のテーマや興味に関連するウェブページに広告を表示する手法です。
ほかのターゲティングと組み合わせることで、より広告の効果が期待できるでしょう。
本記事では、GDNトピックターゲティングの効果的な活用方法について解説します。
メリットや設定方法もまとめたので、参考にしてみてください。
目次
GDNのトピックターゲティングとは?
トピックターゲティングとは、Googleディスプレイ広告(GDN)のなかの一つで、Googleが定義するトピックカテゴリに基づいて関連するウェブページに広告を配信する方法です。
たとえば、「旅行」というトピックを選択すれば、旅行に関する記事やブログ、旅行プランを紹介しているウェブページに広告を表示できます。
これにより、ターゲットを絞り込むことで広告効果を高めるとともに、ユーザーの関心が高まっているときにリーチできる特徴があります。
その他のターゲティングとの違いは?
Googleディスプレイ広告(GDN)にはトピックターゲティング以外にも複数のターゲティング方法があるため、それぞれの違いを理解するのが難しいと感じる人もいるでしょう。
その他のターゲティングとの違いを以下で解説します。
キーワードターゲティングとの違い
Googleディスプレイ広告における「トピックターゲティング」と「キーワードターゲティング」の違いは、ターゲット設定の基準です。
トピックターゲティングは、ウェブページ全体のテーマやカテゴリー(例:旅行、テクノロジー)に基づいて広告を配信します。
一方、キーワードターゲティングは、特定のキーワードに関連するウェブページに限定して広告を配信します。
トピックターゲティングは幅広いリーチが可能で、コンテキストが適合する複数ページに広告を表示します。
一方で、キーワードターゲティングは特定のニーズや興味にピンポイントで訴求するのに適しているといえるでしょう。
プレースメントターゲティングとの違い
Googleディスプレイ広告の「トピックターゲティング」と「プレースメントターゲティング」の違いは、配信先を選ぶ方法です。
トピックターゲティングは、Googleが定義したテーマ(例:美容、スポーツ)に基づき、そのカテゴリに関連する幅広いウェブページに広告を配信します。自動化された設定でリーチを広げるのが特徴です。
一方、プレースメントターゲティングは、広告を配信する具体的なウェブサイトやYouTubeチャンネルを広告主が指定します。
配信先を厳密にコントロールできるため、特定のターゲット層に的確にリーチできます。
GDNトピックターゲティングの種類一覧
GDNのトピックターゲティングは、以下のような幅広いカテゴリに分かれています。
大カテゴリは以下のとおりです。
- アート、エンターテインメント
- インターネット、通信
- オンライン コミュニティ
- ゲーム
- コンピュータ、電化製品
- ショッピング、小売
- スポーツ
- ニュース
- ビジネス、産業
- フード、ドリンク
- ペット、動物
- 不動産
- 世界の国々
- 人々、社会
- 仕事、教育
- 住居、庭
- 健康
- 旅行、交通
- 書籍、文学
- 法律、行政
- 科学
- 美容、フィットネス
- 自動車
- 資料
- 趣味、レジャー
- 金融
大カテゴリーを選んだあと、中カテゴリーでさらに細分化できます。
選択肢が豊富なため、目的に合ったカテゴリを選ぶことが重要です。
GDNトピックターゲティングのメリット
GDNトピックターゲティングのメリットは、配信量を増やしてリーチを広げやすくできることと、潜在層にもアプローチが可能なことです。
以下で詳しく解説します。
配信量を増やせる
GDNのトピックターゲティングを活用することで、広告の配信量を効果的に増やせます。これは、特定のトピックカテゴリに関連する幅広いウェブページに広告を表示できるためです。
たとえば、「旅行」というトピックを選択した場合、旅行プラン紹介や観光地情報、ホテルレビューなど、さまざまな関連ページに自動的に配信されます。
これにより、個別にキーワードやサイトを設定する必要がなく、リーチが拡大します。
配信量の増加は、より多くのユーザーの目に広告を届けるチャンスを生み出し、ブランド認知度の向上や潜在顧客の獲得につながります。
潜在層にもアプローチができる
GDNのトピックターゲティングを活用することで、ニーズが明確でない潜在層にもアプローチが可能です。
トピックターゲティングは、特定の興味やテーマ(例:「旅行」や「健康」)に関連するウェブページに広告を配信します。
そのため、まだ購入や行動を具体的に検討していないユーザーにも広告を届けられます。
たとえば、旅行記事を読んでいる段階のユーザーに旅行プランを提案することで、興味を喚起し、購買行動を促すことが可能です。
GDNトピックターゲティングの設定方法
GDNトピックターゲティングの設定方法は、以下のとおりです。
- キャンペーンを作成する
- 広告グループを作成し設定する
そのほかのGoogleディスプレイ広告と同じ流れのため、慣れている方は迷わず設定できるでしょう。
キャンペーンを作成する
まず、Google Adsにログインしましょう。
新しいキャンペーンを作成し、目標を選択します。キャンペーンタイプは「ディスプレイ広告」を選択してください。
広告グループで設定する
広告グループ作成画面で「トピック」を選択します。
次に、配信したいトピックカテゴリを選択しましょう。
入稿規定にしたがって、広告クリエイティブをアップロードして完了です。
GDNトピックターゲティングを効果的に活用するには?
ここからは、トピックターゲティングをさらに効果的に活用するためのポイントを3つご紹介します。
- ユーザー属性を絞り込む
- リマーケティングと組み合わせる
- アフィニティカテゴリと組み合わせる
ポイントを確認して、効果的に運用しましょう。
ユーザー属性を絞り込む
GDNトピックターゲティングを活用する際にユーザー属性を絞り込むと、広告効果をさらに高めることができます。
たとえば、「旅行」トピックに「20代女性」や「関東在住」を追加することで、よりターゲットに近い層にリーチでき、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できるでしょう。
トピックターゲティングは幅広い配信が可能ですが、ターゲットを絞り込まないと、関心が薄いユーザーにも広告が表示されてしまう可能性があります。
リマーケティングと組み合わせる
GDNトピックターゲティングにリマーケティングを組み合わせることで、より高い広告効果を期待できます。
リマーケティングは、過去に自社サイトを訪問したユーザーや特定の行動を取ったユーザーに再度アプローチする手法です。
この手法をトピックターゲティングと組み合わせることで、関連性の高いトピックカテゴリ内のページに広告を表示し、ユーザーの関心を引きやすくなります。
例)
自社の旅行サイトで特定のツアーページを閲覧したユーザーに、「旅行」トピックのサイトで関連ツアーの広告を表示し、予約を促進する。
この組み合わせにより、リーチ拡大とコンバージョン率の向上が期待できます。
アフィニティカテゴリと組み合わせる
GDNトピックターゲティングにアフィニティカテゴリを組み合わせるのも効果的な方法です。
アフィニティカテゴリは、ユーザーの長期的な興味やライフスタイルに基づいてターゲットを分類する手法です。
これをトピックターゲティングと組み合わせることで、興味が明確なユーザー層に、関連性の高いトピックページで広告を配信できます。
日頃家族旅行についてのページを見ているユーザーに対して、「旅行」トピックのサイトでテーマパークの広告を表示し、来園を促進する。
GDNトピックターゲティングを活用しよう
GDNトピックターゲティングは、Googleディスプレイ広告で配信枠をコントロールすることで、効果的にユーザーにリーチできる方法です。
適切なカテゴリを選び、他のターゲティング方法と組み合わせて運用すると良いでしょう。
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