
Youtubeでショート広告を出稿する方法とは?メリットから成功させるコツまで解説!
2025/05/16 WEB広告「YouTubeに広告配信して商品の認知度を高めたい」
「コストを抑えた広告運用がしたい」
上記の方にオススメなのが、YouTubeで配信するショート広告です。
YouTube ショート内で広告が配信され、低コストかつ配信回数の多さが特徴となります。
ショート動画は年々視聴回数が高まっており、その中で配信されるショート広告はユーザーへ与えるストレスも少なく、商品の認知度を高めたいときにオススメの広告です。
そこでこの記事では、YouTube ショート広告の概要から利用するメリットを具体的に解説します。
記事後半からは実際にショート広告を出稿する方法や成功させるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
YouTubeのショートとは?
YouTubeのショート広告を説明する前に、まずはYouTubeのショートについて解説します。
YouTube ショートとは、YouTube上で最大60秒の短い動画を投稿できる機能です。
2021年に日本で導入され、その手軽さから月間15億人のユーザーに視聴され、1日で約300億回もの動画が再生されている媒体です。
なお、通常のYouTube動画とショート動画の違いは下記のとおりです。
動画の長さ | 特徴 | |
YouTube動画 | 最大12時間 | 横型動画が多い |
YouTubeショート | 最大60秒 | 縦型動画が多い |
※YouTube動画・ショートどちらも評価やコメント機能はついています。
YouTube ショートは最大でも動画の長さが1分間なので、視聴するときのハードルが低く、ユーザーがサクサク気軽に視聴できるのが特徴です。
YouTubeのショート広告とは?
YouTubeのショート広告は、文字どおりショート動画の広告枠に配信されます。
通常のYouTube動画のように冒頭で広告が追加されるのではなく、ショート動画とショート動画の間に広告が表示されます。
感覚としてはショート動画の一つのように広告が表示されるため広告感が少なく、ユーザーにストレスを与えづらいのが特徴です。
つまり広告の表示回数が多くなりやすいため、商品の認知度を高める目的の場合にオススメです。
またYouTube ショート広告の配信先はスマートフォンの他にも、パソコン・タブレットでも表示されます。
YouTube ショート広告を利用するメリット
ここからはYouTube ショート広告のメリットを4つ紹介するので、利用を検討する際の参考にしてください。
低コストで配信が可能
YouTube ショート広告の費用は10〜500円(1,000回表示)程度と安く、他の広告に比べてコストを抑えやすいのもメリットです。
コストが安ければ必ずしも良いわけではありませんが、テスト感覚で利用できることもあり、参入しやすいのは優れたポイントと言えます。
配信回数が多い
YouTube ショート動画は最長でも1分間と短く、ユーザーが視聴しやすい環境の媒体です。
そのためシンプルに広告の表示回数を高めやすいのもメリットと言えます。
幅広いユーザーにリーチしやすい
下記のとおり、YouTubeは他の媒体に比べて年齢層が幅広い特徴があります。
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | |
X(旧Twitter) | 65.7% | 81.6% | 61.0% | 47.3% | 37.0% | 19.6% |
10.0% | 28.1% | 44.4% | 39.3% | 32.6% | 18.9% | |
72.9% | 78.8% | 68.0% | 57.2% | 51.7% | 22.6% | |
ニコニコ動画 | 23.6% | 24.4% | 17.8% | 10.5% | 9.4% | 5.2% |
TikTok | 70.0% | 52.1% | 32.0% | 26.8% | 25.4% | 13.0% |
YouTube | 94.3% | 97.2% | 97.1% | 92.0% | 85.6% | 66.3% |
(引用:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)
YouTubeの視聴者層は10代〜60代まで幅広いため、他の媒体ではアプローチしづらいユーザー層にも広告を届けることができます。
自然な形で広告が配信される
YouTubeショート広告はショート動画の間に表示されます。
そのためショート動画の一つとして溶け込みやすく、ユーザーにストレスを与えづらい点もメリットです。
YouTubeショート広告の出稿方法
ここからはYouTube ショートに絞って広告を出稿する方法を解説します。
なおショート広告を出稿する前に、
- Googleアカウント
- YouTubeアカウント
- 出稿する動画クリエイティブ
上記3つを用意するのが必須なので、あわせてご確認ください。
キャンペーンの作成
まずはGoogle広告の管理画面にログインし、その後の流れは下記のとおりです。
今回は自社商品の認知度を高める設定を紹介します。
①Google広告の管理画面から「新しいキャンペーン」を選択
②キャンペーン目標から「ブランド認知度と比較検討」を選択
③キャンペーンタイプ「動画」→「動画のリーチ」→「効率的なリーチ」→「続行」の順番で選択
④キャンペーン名をつける(任意で構いません)
⑤キャンペーン名下のマルチフォーマット広告から「インストリーム広告」「インフィード広告」のチェックを外す
今回は認知度向上が目的なのでキャンペーン目標は「ブランド認知度と比較検討」ですが、広告配信の目的に応じて選び分けてください。
ここまで完了したら、次は予算と期間を決めましょう。
予算・期間の作成
予算と期間の決め方は、
- 1日の予算を入力
- 期間中の予算の合計金額、期間を入力
上記2つがあります。
1日の予算をコントロールしたい方は「1日の予算を入力」を選びましょう。
一方Googleに日ごとの予算設定配分を任せたい方は「期間中の予算の合計金額、期間を入力」がオススメです。
※予算と期間はマルチフォーマット広告の下部から設定できます。
パターン1:1日の予算を入力
- 「予算タイプと金額を指定してください」より「日別」を選択
- 1日の予算金額を入力
- 期間を決める場合は広告の出稿「開始日」と「終了日」を入力
パターン2:期間中の予算の合計金額、期間を入力
- 「予算タイプと金額を指定してください」より「キャンペーンの合計」を選択
- キャンペーン全体の予算を入力
- 期間を決める場合は広告の出稿「開始日」と「終了日」を入力
次の項目で「広告を出稿するネットワーク」の設定もありますが、基本的に設定を変更する箇所はないので割愛します。
その後「地域・言語」の項目設定になるので、必要に応じて変更しましょう。
最後に「その他の設定」という項目があり、
- デバイス
- フリークエンシーキャップ
- 広告のスケジュール
- 第三者による測定
上記4つも設定できますが、基本的に変更は不要です。
ただし、特定の時間帯に広告の配信を取り止めたい場合などは「広告のスケジュール」から入力が必要です。
ここまでがキャンペーンの設定となります。
次に広告グループの設定です。
広告グループの作成
まずは「広告グループの作成」項目から任意の広告グループを入力します。
次にターゲティングの設定を行います。
「オーディンス」項目からユーザー属性や興味/関心と詳しいユーザー属性を入力しましょう。
画面右側にある「週あたりの予測データ」を目安にターゲティングを行うのがポイントです。
他にも「オーディエンスの拡大」「コンテンツ」などの設定もありますが、
- 認知度を上げるのが目的
- YouTube ショートに絞った広告配信
の場合は、特に設定を変更する必要はありません。
動画広告の作成
最後は、どの動画を広告として利用するかの設定です。
- すでに動画がYouTube上にアップロードされている
- まだ動画がYouTube上にアップロードされていない
上記2つのケースで設定が異なるため、それぞれ紹介します。
すでに動画がYouTube上にアップロードされている
- 「動画広告を作成する」より「動画を検索するか、YouTube上のURLを貼り付けます」の箇所に広告として使う動画のYouTube URLを入力
- 「最終ページURL」の箇所にランディングページを入力
- 「表示URL」を入力
- 「行動を促すフレーズ」にチェック
- 「行動を促すフレーズ」から「説明文」まで入力
「行動を促すフレーズ」は任意項目ですが、できれば入力しておきましょう。
その他「広告のURL オプション」から細かい設定も可能なので、適宜入力を行います。
最後に「広告名」を入力して完了です。
まだ動画がYouTube上にアップロードされていない
- 「動画広告を作成する」の右側に表示されている「広告の作成(詳細)をスキップ」を選択
- 「目標インプレッション単価」を入力して完了
上記で設定は完了で、後から動画を作成して追加する形となります。
YouTubeショート広告を成功させるコツ
最後にYouTube ショート広告を成功させるコツを紹介します。
冒頭の数秒を大切にする
ショート広告はユーザーがスキップできる特性上、冒頭の数秒が非常に大切です。
冒頭の時点で興味を持たれなければスワイプされるため、一瞬でユーザーの目をひく必要があります。
代表的な方法としてよく挙げられるのが、冒頭でユーザーに「自分ごと」だと思ってもらう方法です。
ここ最近だと「2000年生まれの20代男性の方は見て!」という系統の広告を見た方もいるでしょう。
広告の冒頭で「自分のことだ」と思ってもらいやすいので、興味を持ちやすい傾向にあります。
スマホに最適化したランディングページの用意
ショート動画は空いた時間に視聴されやすい特性があり、出先や暇な時間にスマートフォンから視聴されるケースが多いです。
そのためランディングページもスマートフォンに適したページにしておきましょう。
UGCを入れる
UGCとは「SNS投稿」や「商品のレビュー」など、ユーザーが作成したコンテンツです。
Amazonで商品を購入するときも、レビューを見てから購入する方も多いですよね。
たとえばAmazonで星5つあり、絶賛のコメントが多ければ信頼性も増します。
それと同じで、ショート広告内にユーザーのレビューなどのUGCを追加することで説得力も高まる傾向にあります。
広告色を無くす
YouTubeのショート動画は性質上スキップされやすい媒体なので「明らかに広告」だとすぐにスキップされてしまいます。
そのため通常のショート動画に溶け込ませるようなクリエイティブに仕上げることもポイントです。
まとめ
今回はYouTube ショート広告の概要から成功させるコツまで解説しました。
YouTubeの動画の中でもショート動画は、ユーザーが気軽にサクサク視聴できる媒体です。
そのためショート広告も配信回数を増やすい傾向にあり、商品の認知度を上げたいときに有効と言えるでしょう。
また、通常の広告に比べて作成にかかるリソースを削減しやすく、これからYouTubeを通して広告運用を検討している方にもオススメです。
コストも抑えやすくテスト感覚でも利用できるので、ぜひこの記事を参考にはじめてみましょう。
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